3月のあおぞらは中止になったので、ようやく公園での開催となりました。
あおぞらスタッフも、もうウズウズしながら待ちに待った今年初開催です。
アートを楽しむには絶好のお天気で、受付がスタートすると、5ヶ月ぶりの開催を心待ちにしてくれていた多くの方々が集まってきました。春になり、外に出かける気分も高まったのか、公園に遊びに来ていた親子の飛び入り参加もあって、子どもたちは大きな画用紙やハケなどに目を輝かせて、和やかなムードが公園を包みました。
 

fullsizeoutput_28aそんな中、おねえちゃんと一緒に参加してくれた4歳のYくんは、自分と同じくらいの背の高さのおえかきボードの前で実に楽しそうでした。のびやかに大きく一筆入れると、カッコよくくるっとターンしてにこやかに充実した表情を見せてくれて、楽しくてたまらない、最高に気持ちいいと感じている様子が伝わってきました。
すぐ向かいにいたおねえちゃんも手形をペタペタ押した後、両手に筆を持ち、Yくんと同様大きなアクションで、まるで踊るように描いていました。
おねえちゃんとYくん、どちらが先に踊り始めたかはわかりませんが・・。 

感じたことを描かずにいられない、思わず踊ってしまう、歌ってしまう、私たち人間が積み上げて来たアートの歴史は、こうした「表現せずにはいられない」もののつながりだと思います。
立体物をつくりながら思わず口をついて歌が出て来たり、踊るように描く子どもはたくさんいます。

子どもたちこそ、真のアーティスト!

太刀打ちできませんね。

Yくんとおねえちゃんが感じている楽しさ、嬉しさ、気持ち良さは周囲の空気までをも明るいピンク色にしていたようでした。
大きな作品はもちろん、まさに彼ら自身がアートでした!