暑い日が続いた今年の夏。あおぞら色彩楽園の日も朝から気温が上がりました。それでも、自転車やベビーカーを押して、集まってくれた親子がありました。毎年8月は特に参加者が少ないこともあり、お父さん、お母さんにも色をぬったり、絵を描いたりすることをお勧めしています。描くことをお勧めするのは、とても良いおまけがついてくるからです(8月18日:大倉山公園)。
好きな色を思い切りぬったり、形を描いたりすることを体験することで、それがどれだけエネルギーを必要とすることなのか、どれだけ持っている様々な力を使うことなのかを体験することができます。
そのときに、どんな言葉をかけられると嬉しいのか、あるいはイヤな想いをするのかも改めてわかります。熱心に描いていた作品をお子さんが触ってしまったときに、思わず声を上げてしまうのは、作品がとても大切な証拠です。つまり、良くも悪くも、自分の作品に対しての誰かの言葉の重みを感じることができるのです。
お子さんも集中する
お子さんが何を描くのか、どんな風に描くのか、絵の具の使い方がわかるのか、など気になることはたくさんですが、そういったことを気にしながら見ていると、なかなか子どもは集中しません。
しかし、保護者が 描くことに集中しているとき、また、表現することで落ち着いてくると、子どもたちは安心します。安心して自分の作品に取り組み、その子にしか感じられないことを表現したり、その子にしかないアイデアを生み出したりします。
また、保護者が自分の作品に集中し始めると、その姿からはクリエイティブなエネルギーが滲み出してきます。このエネルギーを子どもが感じることは非常に重要です。お母さんが楽しむことは、お子さんが絵を楽しむ大きなきっかけになります。
描くことは心の言葉を話すことです。心の中に抱えた様々なものを外に向かって表現することは、心のバランスを整えます。しんどいと思うこと、なんで?と思うこと、言葉にはできないモヤモヤした気持ち、あるいは、どれだけ言葉にしても足りないくらいのお子さんへの想い。こうした様々なものを色に変え、形に変えて表現することで心に余裕ができ、バランスが整います。心に余裕ができると、お子さんの表現を受け止めることも難しくはありません。
あおぞら色彩楽園は、自由にアートを楽しむことでお父さんもお母さんも、お子さんも家族で元気になってほしいスペースです。
おまけ!
今年もいただきました!
毎年8月にはアイスクリームと冷たいジュースの差し入れをいただいています。子どもたちが自由にアート楽しむ場を汗だくで支えていた
あおぞらボランティアスタッフも、パワー復活!
ありがとうございました!