緊急事態宣言が延長されました。
さすがに1年以上続いてるので、大人も子どもも誰もが疲弊していますが、先が見えない中で、なんとか安心できるものをみつけて、希望を見出そうとしていますし、また、非常に敏感でマスクをつけることが大変な子どもたちも、今ではしっかりとマスクを着けてがんばっています。
決して密にはならないアトリエは、引き続いて消毒、換気を徹底しています。
例年通り緊張と期待の4月、そして大型連休が終わり、子どもたちはようやく今の環境に慣れ始めて来たように思います。
クラスの友だちのことや、担任の先生がどんな先生なのかなどがわかってきて、新しい環境が「日常」になってきています。
給食時間中におしゃべりできないなどの制約は苦しいものですが、やはり昨年のような長期の休校ではなく、学校に行けることは、子どもの成長にとって大きなことで、生活リズムも保てるし、体を動かすことができ、友だちに会えて楽しい時間もあります。
何よりも家族全体の生活リズムが保てるのは、とても重要でしょう。
それでも、やはり1年以上にわたる様々な制約、多くの新しいルールは、気がつけば疲労の蓄積の原因となっているでしょう。
心に積もった苦しいものは、やがて心が重くなったりバランスを崩す原因となり、昨年よりDVや虐待、性被害の増加が見られます。
昨年初めて緊急事態宣言が発出された頃は例年の約8割ほどになっていた自死も夏以降に急増しました。これほどまでに至らなくても、欲求不満を感じていたり、なんだかすっきりしないと感じている人は多いでしょう。
家族と言えども、距離を取る時間は必要でしょうし、それぞれが好きなことを思い切りできる時間も必要です。高い運動欲求を持つ子どもたちは、目的もなくただただ走り回ったりすることも大事なことです。鬼ごっこしようとか、どこかに出かけないと体を動かせないのではなく、走り回っているだけ、飛んだり跳ねたりしているだけがとても大切です。
そろそろ新学期の疲れも見え始める頃です。休むことも大切にしながら、心と体を守りたいと思っています。