フジイブログ

色彩楽園主宰フジイのブログです。

2021年05月

深呼吸したい5月

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緊急事態宣言が延長されました。
さすがに1年以上続いてるので、大人も子どもも誰もが疲弊していますが、先が見えない中で、なんとか安心できるものをみつけて、希望を見出そうとしていますし、また、非常に敏感でマスクをつけることが大変な子どもたちも、今ではしっかりとマスクを着けてがんばっています。
決して密にはならないアトリエは、引き続いて消毒、換気を徹底しています。


例年通り緊張と期待の4月、そして大型連休が終わり、子どもたちはようやく今の環境に慣れ始めて来たように思います。
クラスの友だちのことや、担任の先生がどんな先生なのかなどがわかってきて、新しい環境が「日常」になってきています。
給食時間中におしゃべりできないなどの制約は苦しいものですが、やはり昨年のような長期の休校ではなく、学校に行けることは、子どもの成長にとって大きなことで、生活リズムも保てるし、体を動かすことができ、友だちに会えて楽しい時間もあります。
何よりも家族全体の生活リズムが保てるのは、とても重要でしょう。

それでも、やはり1年以上にわたる様々な制約、多くの新しいルールは、気がつけば疲労の蓄積の原因となっているでしょう。
心に積もった苦しいものは、やがて心が重くなったりバランスを崩す原因となり、昨年よりDVや虐待、性被害の増加が見られます。
昨年初めて緊急事態宣言が発出された頃は例年の約8割ほどになっていた自死も夏以降に急増しました。これほどまでに至らなくても、欲求不満を感じていたり、なんだかすっきりしないと感じている人は多いでしょう。
 

家族と言えども、距離を取る時間は必要でしょうし、それぞれが好きなことを思い切りできる時間も必要です。高い運動欲求を持つ子どもたちは、目的もなくただただ走り回ったりすることも大事なことです。鬼ごっこしようとか、どこかに出かけないと体を動かせないのではなく、走り回っているだけ、飛んだり跳ねたりしているだけがとても大切です。

そろそろ新学期の疲れも見え始める頃です。休むことも大切にしながら、心と体を守りたいと思っています。 

4月のあおぞらレポート

fullsizeoutput_6d お昼前にはパラパラと雨が落ちてきたものの、すぐに青空が顔を出しました。
強い風が吹いていましたが、スタッフ一同張り切って準備万端で子どもたちを待ちました。

4月より従来の受付方法を大きく変えたのですが、びっくりしたのは、来ていただいた方の多く受付方法や時間の変更などを確認した上でお越しいただいていていたことです。
 公園でアートを楽しんでいるときは、子どもたちやお父さん、お母さんたちともおしゃべりができて、ツーウェイのコミュニケーションですが、Webでの情報発信は一方通行になりがちなので、これほどまでに発信が届いていることに驚きました。
また、「あおぞら」楽しみにしていてくださったことが本当に嬉しく、新しい受付方法がスムーズに行えそうでホッとしました。

fullsizeoutput_61でも、スタートしてほどなく、またパラパラと雨が落ちて来ました。パラパラ程度のときは子どもたち気にすることなく、いつものように絵の具をトレイに入れたりしていましたが、次第に雨つぶが大きくなり、雨音が聞こえるくらいになると、さすがに雨宿りするしかありませんでした。

 その後も雨があがると、子どもたちが雨宿りから飛び出して来て続きを描こうとするのですが、またザッと降り出して屋根のある場所に逃げることを繰り返して、残念ながら4月の「あおぞら」は14:00過ぎに終了しました。
画材も備品もどれもびしょ濡れでしたが、すべてきれいにして乾かして、準備を整えて5月のあおぞらに備えました。
 

 公園に来ていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
この状況ですから、風邪などひかれませんようにと祈るばかりでした。

5月は良いお天気になりますように。

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プロフィール

ふじいまさこざる

阪神大震災後の子どものこころのケアが色彩楽園の始まりです。当時出会った子どもたちは「こざるー!」と呼んでくれていました(^-^;