寒かった冬が終わり、春がやってきました。
梅が咲き、第1号のウグイスの声も聞きました。
寒さから解放される嬉しさと共に、「さあ、スタート!」と気持ちが高まるのが「あおぞら色彩楽園」の始まりです。
冬の間は公園での開催はお休みしてスタッフ研修を続けていたので、スタッフたちの気持ちも高まります。 

毎年、3月のあおぞらの再開は多くの参加者が心待ちにしてくれています。
3月から11月までを公園で開催する今のスケジュールにした初めのころは、「3ヶ月も休んで、春になったらみんな来てくれるだろうか」という不安も感じていましたが、今はもうすっかりこのスケジュールが定着して、3月になると「待ってましたー!」とたくさんの子どもたちが集まってくれます。
3ヶ月ぶりに会う子どもたちは、またぐんと成長していて、これも嬉しいことの一つです。

しかし、しかし、今年のあおぞらは3月になったというのに開催することができません。
蔓延防止等重点措置が出されている現在、仕事の性質上人が集合する場所には参加を制限されていたり、職場のごく近いところで感染者が複数出ていたりするスタッフは、出席することができません。
それでも、なんとか少ない人数で開催しようと準備を進めてきましたが、 出席できないスタッフは日に日に増えて、とうとう開催不可能な人数を超えてしまいました。

過去には、もし、あおぞらに参加してくれる人がいなくなったら、もうこのスペースはクローズしないといけないのかも、と思ったこともありましたし、コロナが始まってから2年間、マンボウ中もなんとかスタッフみんなで乗り越えてきましたが、まさか、こんな日が来るとは・・。

あおぞらスタッフからは、子どもの感染が多く、また様々な制限がある中なので、今こそあおぞらで思い切り表現してほしい、 こんなときこそのあおぞら!という声も上がりました。 
その通りです。
なんとかしたいのに、なんともできない日々はやりきれず、エネルギーの低下も感じます。

でも、季節は春。
生き物のエネルギーがぐんぐん大きくなるときです。 
今月はあおぞらが開催できず、本当に残念ですが、 今温めているエネルギーを必ず4月のあおぞらにスタッフ全員でぶつけます。
 じっとがまんの春の始まりです。