フジイブログ

色彩楽園主宰フジイのブログです。

2023年12月

成長の足跡を振り返って

クリスマスを迎えました。
子どもたちは冬休みに入り、早くも「宿題、全部やった」という声も聞かれました。

色彩楽園の子どもクラス「アトリエ」では、毎年クリスマスメッセージを届けます。
今年もまた1年、びっくりするようなアイデアや表現方法、楽しい作品、エネルギッシュなメッセージ、そして大変なときも苦しい想いを外に向かって表現して、歩みを重ね続けたパワーに出会えたことへの感謝を込めています。

一年の最後は、改めて子どもたち一人ひとりの歩みを共にできたことに感謝したい気持ちが、より一層大きくなります。
アトリエでの様子、作品を振り返ると、子どもたちの成長が実によくわかります。
冬休みに入ると同時に保護者の方々とも子どもたちの足跡を振り返る時間を持ちます。
「本当に1年よくがんばりました」という声や、「こんなに作品が変わっているんですね」という声などもあり、改めてお子さんが大きくなった姿を眼で共有できるときです。
冬休みは家で過ごす時間もたくさんあると思いますから、その成長を親子で噛み締めて欲しいとも思います。

みんな、今年もありがとう!
そして、サポート会員のみなさまをはじめ、今年も一年活動を支えてくださったみなさま、ありがとうございました。
どうぞ良い新年をお迎えください。
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12月のあおぞらレポート〜激アツ!スタッフ研修

12月に入ってもびっくりするほど暖かい日がありましたが、ようやくこの時期らしい寒さになってきました。
街にはクリスマスのデコレーションが溢れ、お正月準備の商品も並んでいて、すっかり年末モードです。
あおぞら色彩楽園は12月から2月までの冬の間は公園での開催はお休みです。
しかし、冬の間はスタッフ研修や大掃除など、あおぞらスタッフは年中無休です。
12月はスタッフ研修を行いました。

まずは、あおぞら28年間の歴史を振り返りながら、子どもの変化、保護者の変化、社会の変化などの足跡をたどり、この先「あおぞら」が求められるもの、果たしていくべき役割などをみんなで話し始めると、話したいことがあれこれ多くて止まりません。
この4年間、コロナウィルスの影響もあって、ライブでの研修から遠ざかっていたのでなおさらです。
これまで・今・これからの「あおぞら」の全体像を確認した上で子どもが心を解放するプロセスやアートが発するメッセージなどを研修しました。

子どもたち一人ひとりの絵を聞きたい。
子どもたち一人ひとりが感じていることを大切にしたい。
自由なアートから生まれる大きなものを保護者に伝えたい。
そして、保護者が抱えている不安を少しでも解消したい。
集団場面で否定されがたちな自由な表現こそが子どもの歩みを止めない。
あおぞらスタッフの子どもへの思いがあふれ出るような充実した7時間になりました。

とりわけ、これがいちばんのカギではと感じたのは、スタッフから出た、
「ここにいるみんなが同じ方向を向いていることを感じるから、どんどん話せるし、考えられる」という言葉でした。
確かに、あおぞらスタッフは常に「もっと良くしたい」という想いでいっぱいですから、一人の子どもが緊張でいっぱいだったら、どんなアプローチがいいかと、みんなで真剣に語り合います。
一人の保護者の不安を感じたら、やはり
みんなで真剣に語り合います。
スタッフそれぞれが持っている力をすべてぶつけてくれているし、そこには躊躇がありません。
ボランティアだからこそ純粋に情熱をぶつけられるのかもしれません。

冬の間の充電期間を経て、あおぞらスタッフはまた一回り大きくなります。
みなさま、良いクリスマス&お正月をお迎えくださいね。
春の再開をお楽しみに!
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ギャラリー
  • 10月のあおぞらレポート〜これがぼくだ!
  • くますけものがたり3〜あおぞら色彩楽園誕生!
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  • くますけものがたり2〜くますけが被災地に!
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  • 9月のあおぞらレポート
プロフィール

ふじいまさこざる

阪神大震災後の子どものこころのケアが色彩楽園の始まりです。当時出会った子どもたちは「こざるー!」と呼んでくれていました(^-^;