「あおぞら」を開催する第3日曜日は、これまで本当に雨が少なく、雨の予報が出ていても、なんとか夕方まで降らずに済んだりすることがほとんどでした。
しかし、3月のレポートでもご紹介した通り、今は神戸真生塾の体育館をお借りできるので、残念な気持ちも半分くらいです。
晴れていても雨が降っても、子どもたちはとても大きなパワーを見せてくれます。
3歳のYちゃんは、トレイに絵の具を入れることにも集中しながら、この半切サイズの画用紙4枚の作品を描き上げました。集中した時間は実に90分あまりです。
それほど大きな画用紙を前にダナミックに絵の具をぶつけて、しかも4枚も集中して描き上げるパワーの大きさは、もう想像することすらできないくらいの大きく、エネルギーの高さは子どもならではです。
実際にYちゃんは4枚目の作品の途中からあくびがとまらず、持っている力を使い切ったようでした。
それでもハケを持つ手を止めず、「できた」と自分で思うまで絵の具と向き合いました。

大人が考える小さな世界に子どもたちを閉じ込めてしまわないように、そして力を使い切って帰ってきた時には安心して休めるようにすることが大人の大事な役割ではないかと思っています。