雨の多い春のようです。
それでも、例年より桜は花数が多いような気がしましたし、藤もツツジもどんどん咲き始めています。
新入学、進級おめでとうございます。
さて、4月の子どもたちは、はりきりモードです。
特に新一年生は小学生も中学生も緊張や不安などでいっぱいですが、新しい環境に体ごとぶつかっているようです。
アトリエは新年度を迎えたからと言って、何かが大きく変わることはありません。
しかし、子どもたちは「新しいときを迎えた」と感じているようで、反応の仕方やふるまいが変わったりします。
集まった子どもの様子が変わると、やはりアトリエ内の空気はちょっぴり変わります。
年下の子どもに対しての対応が変わったり、これまで使ったことがない画材を「使ってみたい」と言ったりすることもあって、子ども自身が「成長した」と感じていることがうかがえます。
これは新一年生のRちゃんの作品です。
小学生になって、ドキドキや不安でいっぱいのお母さんの心配をよそに学校を楽しんでいるようです。
時間をかけて選んだ包装紙は花柄でした。
それを折りたたんで大きさを調整して、画面の上にポリエチレン製のテープを貼り付けました。そう、満開のお花畑に晴れ渡る青空です。
そこに二人の子どもがいます。聞いてみると、Rちゃん自身と弟のJくんだそうで、Jくんもこの春幼稚園に入園しました。
二人とも両手をいっぱいに広げていて、まるで新しい環境を「ウェルカム!」と歓迎しているようですし、両脚でしっかり立っています。
満開のお花畑と青空は、二人の嬉しさや喜び、充実感を表しているようで、まさに「春!」ですね。
これほどまでに大きなエネルギーは新一年生ならでは。
子どもの生命力の果てしない大きさにはただただ、圧倒されます。
がんばった4月が終わり、連休を迎えて一休み。
しっかり休んで、遊んで、パワーを充電してね!