こんにちは!くますけです!
ピンクのくまが登場したのは2009年ですが、色彩楽園は1995年の阪神・淡路大震災のときから心にダメージを受けた子どものケア活動に取り組んでいます。
阪神・淡路大震災が起きたのは1月17日。神戸で大きな地震が起きるなんて、ほとんどの人が考えていなかったし、今のようにインターネットや携帯電話も普及していなかったので、何が起きているのかを知ることも、誰かに連絡することも大変でした。
多くの人が死の恐怖を味わい、大人でも冷静ではいられない中で、「子どもたちはどうしているんだろう」と、思えたのが震災から二日後です。
ライフラインが断たれて、生活自体がままなりませんでしたが、子どもたちのことが気になって居ても立っても居られず、震災から三日後に東京に「救援物資でクレヨンを送ってもらえませんか?」と電話をかけました。
その後、絵による子どものケアに取り組むボランティアグループ「空とぶ子どものアトリエ」が誕生しました。
道路も線路もちぎれて、移動も難しい被災地で「空を飛んででも子どもたちのところに行きたい」という思いから付けた名前です。
神戸市、芦屋市、西宮市内の避難所や児童館、公園など最大13ヶ所で定期的におえかきやさんとして訪問し、自由なアートスペースを開設しました。
藤井さんは神戸市内の保育園では「うちゅうじーん!」と、芦屋市内の公園では「こざるー!」と呼ばれていましたよ。
一年間活動を続けて、延約3700名の子どもが絵を描きにきてくれたんです!
「空とぶ子どものアトリエ」が解散しましたが、藤井さんたちのグループが「色彩楽園」と名前を替えて、芦屋市内で活動を続けました。
そして、1997年、この活動は場所を神戸に移しました。
大倉山公園で「あおぞら色彩楽園」が始まったんです。
震災から2年、「やっと子どもが遊べる場所がみつかった」と言う声もありました。
あおぞら色彩楽園には本当に多くの子どもたちが遊びにきてくれました。
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