1月のあおぞら色彩楽園の第一部は「命を守る」をテーマに救急法のスタッフ研修、第二部は「心を守る」として、いつもの自由なアートスペースに加えて「災害と子どもの心のケア」ミニレクチャーを行いました。
あおぞら色彩楽園のはじまりは阪神・淡路大震災のときの絵による子どもの心のケアです。
1月はこのときの経験や学びをつないでいく機会でもあります。
そこで、災害が起きた時など緊急時の心のケアについてお話ししました。
しかし、子どもの「緊急時」は災害が起きた時だけに限りません。
学校に行っていない、友だちとの関係、いじめがある、集団の中で過ごすことが苦しい、虐待、学業に関する問題などなど、子どもたちにとっては大震災クラスの災害とも呼べるさまざまな苦しいものが存在します。
中には少し見守っていると自然と解決するものもありますが、苦しい時に必要なのは自然に語れる場です。心の言葉としての子どもの絵の受け取り方、サポートの仕方などは被災した子どもたちから多くを学び、今も役立っています。
あおぞらスペースに集まる子どもたちは自分のスタイルで自由に表現することを体験します。
また、表現するだけでなく、表現したものを誰かが受け止めてくれることも体験します。
保護者の方々はお子さんが表現したものをありにままに受け止めることを体験します。
「体験します」と言うと簡単なことのように感じますが、これは容易ではありません。
子どもたちも保護者の方々も段階を踏んで徐々に心を開放して、絵や立体物という、その子だけの心の言葉を発し、それらを心から受け止める保護者の方々の姿が見られるようになります。
自然災害などの多くの人たちが同時に感じる「いざというとき」、子どもそれぞれの「いざというとき」に絵によるケアは今も役立っています。
おりしも、昨年子どもが自ら命を絶った数は過去最高との報道もありました。
子どもたちの心の災害は心の言葉に耳を傾けること、ありのままに受け止めることで「災害」の大きさを小さくします。
あおぞら色彩楽園はいつまでも自由なアートスペースであり続けます。

















