フジイブログ

色彩楽園主宰フジイのブログです。

あおぞら募金

くますけがひもとく色彩楽園30年〜子どもたちの声から生まれたあおぞら募金

くまものがたりロゴ7

こんにちは!くますけです!

新学期が始まったね!新しい教室や新しいお友だちなど、新しい日が始まっていると思います。

あおぞら色彩楽園も4月からスタートしたよ!


みんなも知っている通り、月に一度の公園のアートスペース、あおぞら色彩楽園はあおぞら募金によって運営・開催しています。

今はぼく、くますけの募金箱が受付に座っているよ!

募金箱のくますけが持っている旗は毎月変わってるんだよ。


この、あおぞら募金は30年前にスタートした時にはありませんでした。

スタートから10年以上募金を集めることはなかったんです。

ところが、150名を超える多くの参加者を迎えた2008年4月、受付にやってきた男の子が手の中のコインを見せて、「これ、募金します!」と言ってくれたんです。

まさか、そんな申し出があるとは思っていなかったので、藤井さんはとても戸惑ったらしいですよ。

でも、「ありがとう!」と言って、とりあえずは近くにあった空き箱にコインを入れました。

すると、その後にやってきた子どもたちも「募金します!」と言って、箱の中にコインを入れてくれました。

そのときのことを藤井さんに聞いてみました。

「本当にもうびっくりしたよ!あまりに戸惑ってしまって、少しの間どうしたらいいかわからなかったくらい。
でも、同時になんてありがたいこと!と感謝でいっぱいでした。
だって、あおぞらの開催を応援してもらっているわけだし、ということは、楽しんでもらっていることでもあるし。

しかも募金を申し出てくれたのが子どもたち!

やっぱり、心を元気にしてくれるのは子どもたちなんだと改めて思いました」。


P1090097あおぞら色彩楽園は30年前から参加無料ですが、この日を境に受付に募金箱を置いて、参加者に協力をお願いしました。

絵の具や画用紙など画材の購入は、あおぞら募金を役立てています。

みなさんからの募金がなかったら、あおぞら色彩楽園は続いていなかったでしょう。

また、あおぞら募金は、あおぞら色彩楽園の開催だけでなく、自然災害などで被災した子どもたちのケア活動にも役立てられていて、さまざまな地域の子どもたちを支えています。


子どもたちの声から生まれた、あおぞら募金。

あおぞら色彩楽園は、単なるおえかきイベントではなく、参加者やつながっている方々など、多くの方々に支えられているアートのムーブメントだと思っています。

2月のあおぞらレポート〜30年目の春へ

2月5日、色彩楽園は29周年を迎えました。
毎月公園で開催している「あおぞら色彩楽園」は、1995年の阪神・淡路大震災で被災した子どもたちのケア活動をきっかけに誕生しました。
それ以来ずっと、公園での自由なアートスペースとして続いています。

「あおぞら色彩楽園」は冬の間はスタッフ研修のため、お休みです。
2月は大掃除をしながら備品や道具のチェック、アートスペースの設営のポイントを確認し、3月の再開に向けて準備しました。
現在も使っている備品の中には発足当時からずっと役立ってくれているものもあり、大掃除をするたびにスタッフたちは感嘆の声をあげます。

「こうして、きちんとメインテナンスしているからこそ長持ちしてるんですね」
「そりゃ、だって、ここにあるものは全部募金で買ったんだもん。大事に使うのは当たり前」

「あおぞら色彩楽園」は募金により開催しています。
震災から数年が過ぎるころまでは募金で協力していただくことは考えていませんでしたが、20年以上前のある日、一人の男の子が「募金します!」と言ってくれました。
手には100円玉を握りしめています。
「どうしたものか」と思いましたが、お礼を言って受け取りました。
その男の子以外にも何人かの子どもが「募金です」と言ってくれました。

そのことをきっかけに、「あおぞら募金」が誕生しました。
毎月公園に持ち込む絵の具や画用紙、ねんど、その他必要なものは募金で購入しています。
募金以外にも、パレット代わりの食品トレイや古タオル、工作材料なども多くの方々にご協力いたいだいていて、もう何年も前に卒業したアトリエOBから「持っていきます」と連絡をいただくこともしばしばです。

こうして多くの方々のお力で活動を続けているわけですが、阪神・淡路大震災は発災後約2年間で延約180万人のボランティアが被災地に関わったと言われ、1995年はボランティア元年と呼ばれました。
今では自然災害等が起きたり、大きなイベントなどにも全国からボランティアが集まりますし、高校などでボランティア活動が必修となっている学校もあります。
29年前に神戸に集まったボランティアたちは、それまでのボランティアのイメージを大きく変えたと言っていいでしょう。
何か手伝えることはないかといてもたってもいられずに駆けつけた、何かに突き動かされて動いていたという人たちがたくさんいました。
その後各地で起きた自然災害に駆けつけたボランティアたちも同じ想いであったでしょう。
ボランティアの受け入れやルール、避難所の運営なども整備されて、その多くの手がより生かされるようになってきました。

「少しでも手伝いたい」という想いは、あれこれ考えた結果や理屈ではなく、それぞれの中に湧き上がってくるものだと思います。
その、湧き上がったものが溢れ出した結果、「ボランティア」のイメージは大きく変わりました。
今や何かあった時に手伝うことは、ごく自然なことになったと思いますし、また、その想いを受け取る側も素直に感謝を持って受け取ることが自然になってきたと思います。 

「あおぞら色彩楽園」は、ボランティアもあおぞら募金も物品の協力も多くの方々の「手伝いたい」気持ちや願いが結集したものです。
20年以上前に「募金です!」と言ってくれた男の子の親子にも「手伝いたい」気持ちがあったに違いありません。
その想いの根底には、子どもの健康な成長を願う心があると思います。
多くの願いや気持ちの積み重ねが29年間の活動につながりました。
願いや気持ちは、いつも大きな変化と新しいものを生み出します。
たくさんの心に支えられて、「あおぞら色彩楽園」は30年目の春を迎えます。

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プロフィール

ふじいまさこざる

阪神大震災後の子どものこころのケアが色彩楽園の始まりです。当時出会った子どもたちは「こざるー!」と呼んでくれていました(^-^;